お通夜前の流れと段取り。死亡後に行う9つの手順

葬儀のイメージ花である蓮の花の画像

愛するご家族がお亡くなりになると、深い悲しみと動揺の中で、お通夜・お葬式を行うために、何から手をつけて良いか分からなくなりますよね?

残された家族の戸惑いは計り知れませんが、時間がない中でも粛々と、決めるべき事を決断して実行していく必要があります。

この記事を最後まで読めば、お通夜の前にやるべきこと、流れについて、順番に理解することが出来ます。

※あくまで、仏式を例とした説明なので、ご注意ください。

1. 死亡診断書を書いてもらう

死亡診断書のイメージ画像
ご家族が自宅で突然に倒れた場合、通常は救急車を呼ばれると思います。しかし救急車が到着しても、倒れた方が呼吸していない場合は搬送してもらえません。

その場合、かかりつけの医師に死亡診断書を書いてもらいます。掛かりつけのお医者様なら、夜中に連絡しても構わないでしょう。葬儀までの流れは最初が肝心です。

2. 葬儀屋(葬祭場)へ連絡。遺体の安置

身内の方が亡くなられた場所が自宅でも病院でも、連絡すれば直ぐに葬儀屋(葬儀社)は来てくれます。

スムーズな段取り・流れの為にも真夜中であれ早朝であれ、時間帯を気にする必要はありません。

墓地・埋葬等に関する法律に基づき、遺体は死亡診断書に書かれた死亡時刻から、24時間が経過しないと火葬は出来ません。

家族葬など少人数で故人を見送ったり、葬儀を行わない方であっても、火葬されるまでの間、遺体を納めておく棺の手配で、葬儀屋(葬儀社)を頼む事は多いようです。

尚、死亡届けの提出も葬儀屋が代行してくれますが、告別式を終えてから渡される葬儀屋の請求書には、「死亡届け」の項目が記載されているのが普通です。

自分で死亡届けを提出する場合でも代行でも、自治体の窓口では、新聞のお悔やみ欄に故人の訃報を掲載してよいかどうか、遺族の意思を確認される事を覚えておきましょう。

3. 枕づとめのお経

葬儀で使う数珠のイメージ画像

仏教の場合は、門徒の寺院へ連絡して、枕づとめのお経をあげてもらう事もお通夜に向けての大切な流れとなります。

寺院への連絡は葬儀屋は行ってくれませんので、遺族の方が連絡しましょう。「〇〇が亡くなりましたので、お経をお願いします」と伝えれば、お坊様もやって来て頂けます。

宗派によって変わりますが、通常のお通夜~葬儀(お葬式)を行う場合、お寺様によるお経は、

1:枕づとめ(遺体は布団等の上にある状態)
2:納棺された直後
3:お通夜
4:お葬式
5:火葬する前
6:火葬してからお骨上げの時
7:初七日法要

…と、合計7回を数えます。宗派や地域によっては、(6)と(7)を同じ日に行い、お経も一回で兼ねる場合もあります。

お寺様へのお布施(お礼)は、上に挙げた複数回のお経を同じ一人のお坊様が読まれるとして、一回だけ渡す場合が多いようです。

お布施するタイミングは、(4)お葬式のお経後、控室に戻られたお坊様の元へ喪主が挨拶とかねて、包みを持っていく形が適当でしょう。

お布施(お礼)の相場は、50万円と言われていますが、管理人夫婦が実際に渡したお布施は10万円ほどです。

尚、お葬式時のみ、別のお坊様も一緒に読経しに来られる場合もありますが、お布施は人数分を用意します。

4. 予算に応じて葬儀の形式を決める

故人の訃報について新聞紙面への掲載を了承した場合、朝刊のお悔やみ欄を見た方々が弔問客としてお通夜や葬儀に訪れます。

故人が生前から何人くらいの方と交流されていたか分かれば、おおよその弔問客の見込み数と香典額を割り出せるでしょう。

普通はお通夜・葬儀を終えた翌日以降に請求される事の多い葬儀費用の支払いを、頂いた香典からまかない、足りない分は実費で補います。

お通夜・葬儀(お葬式)をどのように執り行うか決めるに当たり、考えなければいけない事柄や、判断の材料を以下に挙げてみます。

葬儀の段取りや流れで慌てないよう、ご参考ください。

 故人が生前、どんな葬儀にしてほしいと話していたか?

● A:通常の葬儀、B:小規模な葬儀(密葬・家族葬など)、C:お通夜・葬儀を執り行わず火葬のみ(直葬・火葬式)

● A・Bの場合、見込んだ弔問客や親類縁者を招くことが可能なスペース。
⇒自宅か、葬祭場か、お寺か

●  予算について

⇒葬儀費用の支払いは現金一括で求められる事が多いですが、クレジットカードやローンでの分割払いが可能な葬儀屋もあります。

●  死亡診断書に記載された死亡時刻から、何日後にお通夜を執り行うか

⇒お通夜を行う日を決めるのは、ご遺族です。新聞の死亡欄を見られる時間が長い程、より多くの弔問客と香典額が集まると通常は考えられます。

5. ご家族の訃報を親戚や近親者へ伝える

お通夜・葬儀(お葬式)を執り行う場合、故人の死去について親戚へ伝える事も、段取り・流れの中で忘れてはいけません。

日頃から、親戚一同の住所氏名・連絡先を把握できるようにしておき、不幸があった場合に連絡する方をあらかじめピックアップしておけば、いざという時に慌てないでしょう。

また、遠方からお通夜・葬儀(お葬式)にやって来る親戚は旅支度があるので、普通は故人が亡くなる前の、危篤時に一報を入れます。そして改めて、ご家族が亡くなった時点で親戚へ連絡しましょう。

 

6. 新聞社から訃報の掲載について確認の電話がある

訃報を掲載する新聞のイメージ画像

故人の死亡届けを提出した際に自治体の窓口で、訃報を新聞紙面に掲載する了承をしていた場合、後になって各新聞社から再度の確認の為に電話連絡が届きます。

朝刊に間に合うかどうか記事の締め切り時間もあるので、電話の際に何日発行の朝刊にお悔やみが掲載されるのか確認しておけば、葬儀の流れがスムーズに運ぶ助けとなるでしょう。

現在では新聞を購読される方が減っていますが、日々の紙面のお悔やみ欄を見て、お通夜や葬儀(お葬式)に参列される方々は大勢いらっしゃいます。

お通夜の日取りを決めるのはご親族なので、新聞のお悔やみ欄の事も頭に入れて葬儀の段取り・流れを進めていけば良いと思います。

 

7. お通夜・葬儀を行う場合の葬儀社との打ち合わせ

葬儀社との打ち合わせイメージ画像

打ち合わせ親戚であれ一般の方であれ、葬儀に参列される方(会葬者・かいそうしゃ)を少人数でもお招きする葬儀を執り行うと決めた場合、お通夜と葬儀(お葬式)の当日の段取り・流れについて、葬儀屋(葬儀社)の担当者と打ち合わせる必要があります。

嘆き悲しむ間もなく慌ただしくしているご遺族を気遣って、葬儀屋の方から打ち合わせについては声をかけてくるでしょう。

分からない事は担当者に何でも相談すべきです。

葬儀屋と話す代表的な項目例

・通夜へお参りにいらした方へ、お帰りの際に出口でお渡しする…「通夜菓子」

・お通夜・葬儀(お葬式)へいらした方へ、香典をもらった時点でお渡しする…「香典返し」

・喪主の挨拶をするタイミング

・葬儀会場から火葬場まで参列者(会葬者)を運ぶ際に必要なバス・タクシーなどの乗り物の手配

…など

他にも葬儀当日の流れで大切な事柄は沢山ありますが、葬儀屋の担当者と共に決めるべき事を確実に決めていきましょう。

7-1. お通夜の費用はいつ葬儀屋へ支払うべきか?

ちなみに、お通夜の費用はお通夜が終わった後に支払うことは、通常しません。

告別式、火葬までを含めた込み込みの価格で、告別式の翌日に葬儀屋から請求されるのが一般的な流れとなります。

 

8. 葬儀の受付けとお手伝いのお願い

葬儀のお手伝いをご近所へお願いするイメージ画像

日頃からご近所づきあいを積極的にされている地域と、そうでない地域があると思います。ご近所づきあいを重んじる地域にお住まいの場合、お通夜・葬儀(お葬式)の当日の段取り・流れを決めた時点で、葬儀のお手伝いをご近所へお願いに上がりましょう。

ご近所の方には通常、お通夜・葬儀(お葬式)に参列される方の香典を預かり、香典返しを手渡してもらう「受付け」をして頂きます。

受付けは遺族の役目に思えますが、遺族は亡くなった故人を偲び悲しみにくれる…大切な役目があります。

向こう三軒両隣と言う言葉にもあるように、自分の家の向かい側の三軒と、左右の二軒の計五軒にお手伝いを頼むのが普通です。

お手伝いして頂くご近所へ渡すお礼は、日頃から地域で行われている葬儀を参考にして下さい。

お礼をしない場合もありますし、お礼をする場合も品物なり現金なり、地域によって分かれると思います。

葬儀の進行・流れを滞らせない為にも、普段からご近所と相応のコミュニケーションを図ったり、ご近所の葬儀のお手伝いをしておけば良いかもしれません。

 

9. 遺体の納棺

お通夜が行われる数時間前になった段階で、葬儀屋(葬儀社)によって遺体が納棺されます。

納棺とは、薄い専用布団などに安置されていた遺体が、葬儀用の棺に移し替えられる作業を指します。

後に渡される葬儀屋の請求書には、「納棺夫」などの名目で、納棺をする方へ支払う人件費も含まれている事が確認できるでしょう。

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